将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は12月19日、棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定二番勝負第1局で佐藤天彦九段(34)と対局を行っている。藤井竜王にとっては、初の棋王挑戦に向けて重要な一局。昼食休憩中には、リフレッシュを図るべく対局室内の窓に向かって歩く姿が見られ、ファンは「そう散歩」「どんな景色が見えるんだろう」と興味津々の様子だった。
渡辺明棋王(名人、38)への挑戦権獲得に向けた変則二番勝負。勝者組を勝ち上がった佐藤九段にはアドバンテージが与えられており、1勝で挑戦が決定。一方、敗者組から復活した藤井竜王が挑戦権を獲得するには2連勝が必要となる。第1局では、振り駒で藤井竜王の先手番に。後手の佐藤九段が得意の横歩取りへと誘導し、じりじりとした濃厚な戦いが繰り広げられている。
正午から40分間設けられている昼食休憩。藤井竜王は注文した「玉子炒飯」を早々に食べ終えると再開定刻前に対局室に戻り、あぐら姿で紙コップに入った飲料を飲むなど、脳内をフル回転させながらもリラックスした表情を見せていた。さらに休憩時間中とあり、中継カメラを横切って窓方向へ歩いていく様子も見られた。
東京・将棋会館4階の特別対局室からは隣接する鳩森八幡神社の木々や都心の高層ビルを見ることができるが、「気象庁のホームページで各地の降雨量や積雪量を見るのが好き」という藤井竜王とあり、ABEMAの視聴者は「雪雲探しに行ったのかな」「気分転換」「お空見てるの?」「そう散歩」「お外見てる」「どんな景色?」「聡太先生の目線で見てみたい」と興味津々。わずかな“お散歩タイム”にも多くのコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)