行くべきか行かざるべきか 3軒リーチ相手に役満テンパイ、90秒の熟考に実況絶叫「どうすればいい!?」/麻雀・Mリーグ
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 腹の内は決まっていた。それでも時間をかけたのは、最善を追いたいというプロの矜持と、仲間への思いがあってこそ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」12月19日の第1試合、KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)が3軒リーチに対して役満・ツモリ四暗刻のリーチを敢行。90秒の大長考に視聴者から大きな反響が寄せられた。

【映像】渋川難波が悩みに悩んだ90秒

 東1局3本場、村上が先制リーチをかけ、これにEX風林火山・二階堂瑠美(連盟)が続く。さらにTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が3軒目のリーチをかけて、場は煮詰まった。この直後、渋川はツモリ四暗刻をテンパイ。入り目となる9索を思わず縦に叩き付け、渋川は口元に手をやった。

 実況の日吉辰哉(連盟)は「うわ、ツモスー!」と絶叫。テンパイを取れる打3索、5索はそれぞれ黒沢、村上の当たり牌だ。迂回策で選択になる中は1枚切れ、これは渋川からすれば山に残っているようにも見える。「『チーム戦だしな』ってことを多分考えてる」と解説の朝倉康心(最高位戦)が渋川の心の内を推測した。決断を待つ視聴者からは「普通なら降りんよ」「赤5s絶対切れんわ」「めっちゃリーチしたい」と様々な意見が。日吉の声も「どうすればいい!?」と熱を帯びる。

 意を決し、渋川は赤5索を叩き切ったが、無情にも村上から大きな「ロン!」の声、満貫の放銃となった。この放銃が響き、渋川はラス。試合後は「第一感はリーチだったんですけど、いや待てよと。さすがに全員に通ってないなと。ということで一旦考えて。考えた結果『これで打ったら全力で3着狙うんで、許してくれ』と。行って、打って、全力で3着狙ったんですけど、ちょっといけなかったですね」と悔しがった。

 その後も反省を続ける渋川に対してファンからは「あれはしかたないね」「この人心折れないから好きだわー」「面白かったわ」とコメントが続き、今後の巻き返しを期待する声も多かった。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

【映像】にこやかにインタビューに答える二階堂瑠美
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Mリーグ 配信情報まとめ
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