将棋の順位戦A級6回戦が12月20日に行われ、永瀬拓矢王座(30)と佐藤康光九段(53)が対局中だ。後手の佐藤九段のダイレクト向かい飛車の作戦から、永瀬王座が冷静な指し回しでポイントを築きペースを掌握。今後の夜戦に向けてどのような戦いが繰り広げられるか、注目が集まっている。
これまでに3勝2敗の永瀬王座と、0勝5敗で前半戦を終えた佐藤九段による一戦。後手の佐藤九段は、角交換からダイレクト向かい飛車の作戦を採用した。対する永瀬王座は、早いタイミングで自陣に角を打って相手の動きを牽制。前例を離れると、永瀬王座は飛車をぶつけて仕掛けていった。
佐藤九段はたっぷりと時間を投入し、飛車と銀を組み合わせた独創的な構想を見せていく。一方の永瀬王座は、それ動じず冷静に角を上がって対応しペースを握った。
ABEMAの「SHOGI AI」は、夕食休憩時点でわずかに永瀬王座寄りに傾いているが、今後の夜戦で先手がそのまま押し切るか、何としても今期初勝利が欲しい佐藤九段が力強い指し回しで反撃を繰り出すか、注目度が高まっている。持ち時間は各6時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
永瀬拓矢王座 うな重(梅)、肝吸
佐藤康光九段 うな重セット、赤だし
【夕食休憩時の残り持ち時間】
永瀬拓矢王座 3時間2分(消費2時間58分)
佐藤康光九段 2時間2分(消費3時間58分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)