将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は12月23日、佐藤天彦九段(34)と順位戦A級6回戦の対局を行っている。現在、棋王戦コナミグループ杯の挑戦者決定二番勝負期間中の両者が、順位戦に戦いの舞台を移して“第2ラウンド”。注目の戦型は「矢倉」となった。
A級6回戦は本局が最後の一局。前日までに1敗者は藤井竜王1名となり、単独首位に立っている。4勝2敗の2番手グループには、2期連続で挑戦者となった斎藤慎太郎八段(29)、豊島将之九段(32)、広瀬章人八段(35)、永瀬拓矢王座(30)、菅井竜也八段(30)の5名が追走している。
本局は、佐藤九段の先手番で「矢倉」の出だしに。11月3日に行われた棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメント準決勝でも同じ矢倉が志向され、佐藤九段が逆転勝利を飾った。12月には、棋王戦挑戦者決定二番勝負の2局と併せて3局で激突。“第2ラウンド”の本局では、11月の準決勝の一局に細かな工夫が加えられており、ABEMAの中継に出演した遠山雄亮六段(43)は「今までの指し方とは違う矢倉の新構想が見られるかもしれない」とコメントしていた。
持ち時間は各6時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食の注文】
藤井聡太竜王・佐藤天彦九段 中華弁当(八宝菜とチャーハン)
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲佐藤天彦九段 4時間52分(消費1時間8分)
△藤井聡太竜王 5時間26分(消費34分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)