藤井聡太竜王、超早指し戦で永瀬拓矢王座とのゴールデンカード制する/SUNTORY 将棋オールスター
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が12月25日、準公式戦の「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2022 決勝戦」第4局で、永瀬拓矢王座(30)と対戦。今期の棋聖戦五番勝負でも熱戦を繰り広げた両者がオールスター戦で激突し、藤井竜王が74手で勝利した。

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 東軍リードで迎えた第4局。先手の永瀬王座は、前日の組み合わせ発表で藤井竜王との対戦が決まり、「一番良いカードを引けて、指運があるのかなと思いました」と嬉しさを隠しきれない様子。一方、後手の藤井竜王も「永瀬王座には練習将棋をして頂いていて、その実力を良く知っています。こういう形で回ってくると思っていなかったので、震えています」としながらも顔はニコニコ。現地レポートを務めた同門の姉弟子・室田伊緒女流二段(33)から「最後に(練習将棋を)指したのはいつ?」との問いかけがあったが、「それはシークレットです」とキラースマイルで質問をかわしていた。

 今期の棋聖戦五番勝負でタイトル戦の舞台でも激突したトップ棋士の対局。ファンはもちろん、対局者同士が最も望んでいた対戦は矢倉の出だしから、後手の藤井竜王が急戦を狙う展開となった。中盤戦では永瀬王座の攻防の角を追いやりペースを握った。さらに取った角を敵深くに強く打ち込みリードを拡大。鋭い踏み込みから最後は銀打ちから寄せ切り、快勝を飾った。

藤井聡太竜王、超早指し戦で永瀬拓矢王座とのゴールデンカード制する/SUNTORY 将棋オールスター
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 終局後、藤井竜王は「始まってしまうとあっという間でしたが、途中うまく踏み込んでいくことができて、なんとかチームに勝ちを持ち帰ることが出来てほっとしています」と笑顔。東軍リードで迎えた対局だったが、見事勝利を飾り「プレッシャーもありましたが、始まってからはそれをプラスにすることが出来たと思います」と振り返った。

 「これで(西軍の)2勝2敗。この後の斎藤(慎太郎)八段と稲葉(陽)八段がチームの勝利を決めてくれることに大いにに期待したいと思います」と公式戦では見られない明るい笑顔を見せていた。
ABEMA/将棋チャンネルより)

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