将棋の棋王戦コナミグループ杯は12月27日、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)と佐藤天彦九段(34)が挑戦者決定二番勝負第2局の対局を行っている。勝者が棋王挑戦権を獲得する大一番。振り駒の結果、藤井竜王の先手番で、戦型は「横歩取り」となった。
 渡辺明棋王(名人、38)への挑戦者を決める最後の一戦。藤井竜王は準決勝で佐藤九段に敗れたものの、敗者復活戦を勝ち上がり二番勝負へと進出した。棋王初挑戦と年度内6冠獲得を目指し、大勝負を迎えている。一方、勝者組トーナメントを制した佐藤九段にとっても7期ぶり2度目の挑戦、さらには初奪取を目指す思いは強い。