奨学金制度や扶養手当など、利用できる日本の制度はないのだろうか。
マッシュルームママさんは「給付奨学金の申請をしようと思ったが、年収が380万円以上あると、給付奨学金は申し込めない。それだとかなり厳しい。奨学金はお借りする形になる」と話す。
「親と話すと、例えば子ども1人大学に行かせるしんどさが、昔の親の世代のほうがもっと楽だったのかなという印象だ。息子1人を大学にやるのも『こんなにしんどいことなんだな』と感じている」
実際、どのような支援があるとありがたいのか。
「やっぱり未来を担う子どもたちの支援は、もう少し親の世帯年収制限を緩やかにしていただきたい。もっと子どもに対する支援を手厚くしてもらいたい。親の生活の水準によって子どもの将来の可能性が狭まるようなことは、やっぱり悲しい。もう少しなんとかならないのか」
マッシュルームママさんの訴えに、小林氏は「結局、年収400万円世帯は中間層にあたるので、支援はほとんど受けられない。奨学金も子どもの借金になってしまうので、それも厳しい。一時的に家計は良くても、その子の将来を考えて躊躇される方もいる。中間層にはあまり社会的な保障がない状態で、出ていくお金が増えていく」と指摘。
その上で、小林氏は「この苦しさの一番の原因は雇用だ」と話す。
「雇用の規制緩和で非正規雇用が増えて、それに引きずられて正社員も苦しくなった。これが一番の原因なので、やはりそういった雇用政策を規制緩和しすぎたものを戻していって『原則正社員にする』くらいのことをしないと、この日本の衰退は止まらないと思う」
(「ABEMA Prime」より)
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