昨年末に同日2連勝を達成し、復活を果たしたKADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)。その勢いを持ち越し、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」1月6日の第2試合で年またぎの3連勝を決めた。試合後は会心のアガリを振り返って「麻雀やめられない」としたり顔。ファンからも「堀ぽよー!ナイスー!」「めっちゃ堀デー」「良かったぞ!」と多くのエールが寄せられた。
試合は起家から堀、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)、U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)の並びで始まった。昨年終盤の復調そのままに、堀は東1局から2局連続でアガリを決め、4万点に迫るトップ目に立った。
この日の「至極の一局」としたのは東4局1本場。字牌が多く、メンツはゼロというアガリからは程遠い配牌を丁寧にまとめ、マンズの混一色へ。終盤に三・六・九万待ちでテンパイを果たすと、リーチをかけている園田からロン。中・混一色・ホウテイの8000点(+300点)をアガり、さらにリードを広げた。苦しい配牌を見事に育てた堀に対し、解説の藤崎智(連盟)は「途中まであまり見てなかったですからね」と舌を巻いた。
南場でも堀の攻勢は続く。南3局はドラが2枚あるタンヤオ・平和・一盃口の手を、きっちりダマテンにして跳満ツモ、さらに南4局も3つ仕掛けて満貫をツモるなどやりたい放題。終わってみれば6万点オーバー、大トップで今期5勝目を手に入れた。
勝利者インタビューではいつもの「嬉しいです」に加え、東4局1本場のアガリを振り返って「麻雀やめられないですね」と会心の笑み。前半の不調時は強く責任を感じていたものの、この3連勝でそれも挽回、個人成績ではプラス転回だ。5勝目でロゴにキスをするというスポンサーとの約束も果たして、後は上位を目指して勝ちまくるのみ。アガリ5回、放銃1回というこの試合のスタッツが流れると、ファンからは「堀つよ」「サクラナイツはやっぱ堀次第だな」「堀さん、強過ぎないか」と、圧倒的な内容を褒め称える声が多数集まっていた。
【第2試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)6万200点/+80.2
2着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)1万8700点/+1.3
3着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)1万7800点/▲22.2
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)3300点/▲56.7
【1月6日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +319.3(52/94)
2位 EX風林火山 +238.2(52/94)
3位 渋谷ABEMAS +218.3(52/94)
4位 TEAM雷電 +195.0(52/94)
5位 U-NEXT Pirates ▲4.5(52/94)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲139.0(52/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲379.5(52/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲447.8(52/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)








