将棋の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦が1月14日に行われ、前回覇者の菅井竜也八段(30)が山崎隆之八段(41)に133手で勝利した。菅井八段は午後2時から、豊島九段とベスト4入りをかけて対戦する。
振り飛車党の絶対的エース・菅井八段が相振り飛車戦で快勝を飾った。菅井八段の向かい飛車に対し、変幻自在な指し回しが魅力の山崎八段は後手番で三間飛車を採用。早々に前例を外れて未知の将棋が繰り広げられた。振り飛車を主軸に戦う菅井八段とあり、積極的に戦いを起こして後手陣に圧をかけて優勢を築いていった。飛車と成銀両取りの角打ちから一気に突き放してリードを拡大。山崎八段も必死の粘りを見せたが、菅井八段が貫禄を見せつけ力強く勝ち切った。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)