戸辺誠七段の名解説 控室にいる藤井聡太竜王の仕草をずばり的中「頭抱えているんじゃないでしょうか」/将棋・ABEMA師弟トーナメント
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 名解説者は控室の様子もお見通しだった!?8組の師弟により“最強の師弟”を決める超早指し戦「ABEMA師弟トーナメント2022」の予選Bリーグ2位決定1回戦、チーム中田VSチーム杉本が1月14日に放送された。チーム杉本の2-1で迎えた第4局は、勝てばチームの勝利、負ければ並ばれる重要な一局。控室の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は師匠・杉本昌隆八段(54)の対局を固唾を飲んで見守った。終盤、詰むや詰まざるやの大熱戦に解説者の戸辺誠七段(36)は「これは藤井竜王も頭抱えているんじゃないでしょうか」。すると、藤井竜王はコメントにリンクするように右手を頭にやり、見事に仕草を的中させていた。

【動画】戸辺七段の予言!?藤井竜王の仕草をずばり的中

 本局の解説を務めた戸辺七段は、2006年10月のデビュー以来各棋戦で活躍し、明るい人柄や軽快なトークで解説でもトップレベルの人気を誇る。第4回ABEMAトーナメントでは渡辺明名人(棋王、38)のドラフト指名を受け、チームメンバーとして奮闘。フィッシャールール経験者として、各対局の熱戦を詳細に伝えた。

 第4局は中田功八段(55)VS杉本八段による師匠対決となった。両者に加えて、戸辺七段も振り飛車党とあり、トークのスピードもテンションもアップ。「激アツですね!振り飛車党にとってはこの2人の対戦は特に心が躍る。お二人は世代が近いですが、振り飛車人気をずっと支えてこられた棋士ですからね」と嬉しそうに解説していた。中田八段の三間飛車に、後手の杉本八段が居飛車穴熊の対抗形となったが、戸辺七段は流れるような解説を展開。中盤戦は杉本八段がペースを握ったかと思われたが、中田八段も弟子の佐藤天彦九段(35)がつないでくれたバトンを勝利へとつなぐべく闘志をみなぎらせた。

 終盤戦は詰むや詰まざるやの大熱戦に。目まぐるしい展開に解説も大興奮の様子で「いや~!これはどうなっているか!」と声を上げた。秒読みの電子音が響く中、中田八段は▲1二歩からビシビシと杉本玉へ迫っていく。戸辺七段は「これは控室で藤井竜王も頭を抱えているんじゃないでしょうか!」と藤井竜王の表情に思いを巡らせた。

 すると、解説者の言葉とリンクするように控室の藤井竜王の右手が頭へ。小さな声でつぶやき、苦い顔を浮かべてた。この戸辺七段の“予言”に視聴者もビックリ。「ほんとだw頭抱えてたww」「ほんまにかかえてたwwww」「さす戸辺」「予言者戸辺w」「リアルで頭抱えててワロタw」「かわいい」「おもしろいwww」とコメントが埋め尽くされていた。

 大熱戦は最終盤で中田八段が詰み形に追い込み、183手で勝利。互いに2-2と勝負はフルセットへ持ち越された。

◆ABEMA師弟トーナメント 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段の着想から生まれた大会。8組の師弟が予選でA、Bの2リーグに分かれてトーナメントを実施。2勝すれば勝ち抜け、2敗すれば敗退の変則で、2連勝なら1位通過、2勝1敗が2位通過となり、本戦トーナメントに進出する。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで、チームの対戦は予選、本戦通じて全て3本先取の5本勝負で行われる。第4局までは、どちらか一方の棋士が3局目を指すことはできない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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【動画】激戦を振り返るチーム中田とチーム杉本
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