将棋の藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）は1月18日、順位戦A級7回戦で豊島将之九段（32）と対局中だ。夕食休憩時点では、藤井竜王がややリードしていると見られており、今後の展開に大きな注目が集まっている。
本局は角換わり腰掛け銀の出だしから、豊島九段が研究に誘導。先手の藤井竜王も想定内だったか、自然な対応をみせた。互いの研究の深さを競い合うように早いペースで進行。終盤戦の入り口で豊島九段が守りの銀打ちに1時間35分を投じ、持ち時間では藤井竜王がリードしている。藤井竜王は歩切れをいとわず拠点となる歩のたたきを入れ、自信を持って指し進めていると見られている。
ABEMAの「SHOGI AI」は藤井竜王に60％前後の数字を示しているが、解説の佐々木勇気七段（28）、阿部光瑠七段（28）は「数字以上に先手は良いと見ているのでは」とコメントしていた。
これまでの成績は、藤井竜王が5勝1敗と単独首位に立っている。豊島九段は4勝2敗で本局を迎えており、藤井竜王が最年少名人獲得へさらに前進するか、豊島九段が混戦に持ち込むか、注目の一戦となっている。
本局の持ち時間は各6時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【夕食の注文】
藤井聡太竜王 カレー定食（うどん）
豊島将之九段 親子丼セット（そば）
【夕食休憩時の残り持ち時間】
藤井聡太竜王 3時間10分（消費2時間50分）
豊島将之九段 2時間17分（消費3時間43分）
（ABEMA／将棋チャンネルより）
