将棋の叡王戦本戦トーナメントの1回戦が1月19日に行われ、佐藤天彦九段(35)と稲葉陽八段(34)が午前10時から対局を開始した。勝者は2回戦で菅井竜也八段(30)と石井健太郎六段(30)の勝者と対戦する。
【中継】第8期 叡王戦 本戦トーナメント 佐藤天彦九段 対 稲葉陽八段
佐藤九段は2006年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:9期)、順位戦A級(A級以上:8期)。タイトルは名人3期で、棋戦優勝は4回。居飛車党ながら、近年は時折振り飛車も見せるようになった。その振る舞いやファッションセンス、クラシック音楽や絵画を好むことから「貴族」の異名がついているが、将棋においてもトレンドをあえて追わずに独自の世界を生み出そうとする棋士だ。
稲葉八段は2008年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:7期)、順位戦A級(A級:6期)。タイトル経験はないが、棋戦優勝は2回。第75期の名人戦七番勝負では、当時のタイトル保持者だった佐藤九段と対戦している。「将棋のまち」加古川市の出身で、観光大使も務めている。
叡王の現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、叡王、王将、棋聖、20)。挑戦権を獲得するのは16人参加のトーナメントを勝ち抜く必要がある。
本局の持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は佐藤九段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)