将棋の叡王戦本戦トーナメントの1回戦が1月20日に行われ、菅井竜也八段(30)と石井健太郎六段(30)が午前10時から対局を開始した。勝者は2回戦で、佐藤天彦九段(35)と対戦する。
【中継】初手合いの菅井八段VS石井六段 ベスト8に進出するのは?
菅井八段は2010年4月に四段昇段。竜王戦2組、A級(A級:3期)。振り飛車党の絶対的エース棋士として知られ、タイトル獲得は王位1期。棋戦優勝は通算4回。第4期では挑戦者決定三番勝負に進出したが永瀬拓矢王座に1-2で敗れており、第5期以来の本戦トーナメントでは挑戦権獲得・初奪取に期待が寄せられている。
石井六段は2013年10月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦C級1組。通算勝率6割以上を維持する居飛車党だ。今年度は20勝5敗、勝率は0.8000、昨年10月の叡王戦六段戦以降負けなしの9連勝中。本戦初参戦の今期は、まずは強敵・菅井八段を破り10連勝と準々決勝進出を命題に掲げる。
叡王の現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、叡王、王将、棋聖、20)。挑戦権を獲得するのは16人参加のトーナメントを勝ち抜く必要がある。
同じ1992年4月生まれの両者だが、公式戦での対戦は本局が初。作戦選択にも注目が集まっている。本局の持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は菅井八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)