Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」1月20日の第1試合に出場する4選手を発表した。長いと思われたレギュラーシーズンも、この日で全チームが94試合中60試合を消化する。リーグ2・3・4位の上位陣の直接対決もあり、セミファイナルシリーズに向けた終盤戦で、激しい競り合いが始まる。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs麻雀格闘倶楽部vsアベマズvsPirates
上位6位までがセミファイナルシリーズに進出できるルールにおいて、レギュラーシーズンでは以下にボーダーから離れた場所で戦えるかが大きなポイント。その点、リーグ2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部は安全圏にいる。リーダー佐々木寿人(連盟)は、まだ個人成績がマイナスだが、調子が出た時の破壊力があれば、少々のマイナスなど簡単に吹き飛ぶ。
リーグ3位の渋谷ABEMASは、日向藍子(最高位戦)が久々にトップを取ったことで、ようやく長く引かれた下降線にくさびを打てた。白鳥翔(連盟)は、安定した麻雀が打てていたはずが、気づけばマイナス域の生活が続いている。冬は白鳥の季節、とばかりに高く飛んで気持ちよくプラス域に戻りたい。
リーグ4位のU-NEXT Piratesは、昨期MVP瑞原明奈(最高位戦)が唯一のプラスという時期をようやく終え、それとともにチーム順位も浮上。上り調子と言っていいだろう。今期も200以上のプラスポイントを稼ぎ、すっかりMリーグの顔ともいうべき存在になってきた瑞原が、さらにチームを上へ上へと引き上げる。
リーグ上位でしのぎを削る3チームを遠くから追いかける立場になっているのがリーグ最下位・赤坂ドリブンズ。積もったマイナスポイントは600に近づいてきた。今期はリーグ6位のボーダーラインが▲150前後と見られているだけに、これ以上の負債は危険域。鈴木たろう(最高位戦)がするべきは、今日だけでなく明日以降にも望みが持てるような清々しいトップだ。
【1月20日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)個人23位 ▲66.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人(連盟)個人19位 ▲24.8
渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)個人21位 ▲50.3
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人4位 +205.6
【1月19日時点での成績】
1位 EX風林火山 +425.5(60/94)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +353.6(58/94)
3位 渋谷ABEMAS +212.7(58/94)
4位 U-NEXT Pirates +76.4(58/94)
5位 TEAM雷電 +45.4(60/94)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲141.3(60/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲390.1(60/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲582.2(58/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)





