規格外“令和の怪物”に平成の大横綱・元白鵬が「相撲を知っている」と太鼓判 「丸坊主の頭でどこまで駆け上がっていくのか」元琴奨菊も感嘆の逸材が“一場所で十両”の快挙へ
【映像】規格外の強さで「幕下・全勝優勝」を決めた一番

大相撲一月場所>◇十三日目◇20日◇東京・両国国技館

 幕下十五枚目格付出・落合(宮城野)が幕下四十枚目・風賢央(押尾川)を突き落としで7勝目を挙げて幕下の全勝優勝を飾った。“令和の怪物”とも称される期待の大器に対して、元大関・琴奨菊の秀ノ山親方も「自分の強さを知っている」と感嘆した。

【映像】規格外の強さで「幕下・全勝優勝」を決めた一番

 平成15年(2003年)鳥取県出身で、鳥取城北高校時代に2年連続で高校横綱となり、2022年9月には全日本実業団選手権を制覇。幕下十五枚目格付出で今場所初めて土俵を踏んだ落合。一番相撲は不戦勝だったものの、二番相撲からは規格外の実力を発揮して白星を重ねてきた。無敗同士の対戦となった十三日目の取組では、好調の風賢央の当たりを落ち着いて受け止めると、左四つになって全く動じず、右手で「パチン」と相手の背中を叩いてから軽々と突き落としを決めた。

 風格を感じさせる相撲内容で見事に7連勝を遂げ、無傷の幕下優勝に輝いた落合。幕内前半の取組を終えたあと、注目の一番として落合の取組がVTRで流れると、ABEMAの中継で解説を務めていた秀ノ山親方は「落合の師匠の宮城野親方、白鵬関が『落合は相撲を知っている』と言っていた」と第69代横綱・白鵬の宮城野親方も太鼓判を押す逸材であることを明かした。

 続けて秀ノ山親方は「やはり押し相撲に対しての張り差し、四つ相撲に対しての密着の仕方、立ち合いの70センチの間隔の取り方、そういうところから相撲を知っているなと自分も思いますし、慌てない、自分の強さを知っているなと思いますね」と“令和の怪物”に感嘆する様子も見せた。

 さらに、同じくABEMAの中継で実況を務めた藤井康生アナウンサーが「7戦全勝で来場所の十両昇進がほぼ見えたと言っていいと思うんですが、一場所で十両は初めてのことですからね」と話を振ると、秀ノ山親方は「そうですね。まだ大銀も全然結えない、丸坊主の頭でどこまで駆け上がっていくのか、期待します。稽古場でも関取衆と五分でいっているという話も聞きますから。期待して応援したいですね」と口にした。

 また、これからどのように落合が伸びていくと思うか質問されると、秀ノ山親方は「やはり瞬発力、アマチュアでやっていた集中力、そういうのがありますから。これからプロの体として作り上げて、これからまた一段と自分の形が見えてくるのではないでしょうか」と期待を込めて語っていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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