＜大相撲一月場所＞◇十三日目◇20日◇東京・両国国技館
元大関の十両十二枚目・朝乃山（高砂）が十両五枚目・金峰山（木瀬）を突き落とした一番で、非常に際どい勝負に物言いがついた。だが行司軍配どおり朝乃山の勝ちとなり、ファンからは「行司すげええ」「よう見てるわ」など称賛の声が相次いだ。
1敗同士の対戦となった一番、立ち合い突き上げるようにぶつかったのは金峰山。朝乃山は一瞬、体が浮き上がったものの、いなして必死に応戦。最後は金峰山が果敢に攻めて土俵際へ迫ったところを、朝乃山がはたき込むように突き落とした。軍配は朝乃山に上がったが、際どい決着に館内からはざわめきが沸き起こり、物言いがつく展開に。
朝乃山が出るのと金峰山の手がつくのが同時ではないかと物言いがついたが、協議の結果、金峰山の手が早くついていたと判断され、軍配通り朝乃山の勝ちとなった。協議の結果がアナウンスされると金峰山は悔しそうに天を見上げ、朝乃山は安堵の表情を浮かべて勝ち名乗りを受けた。金峰山は2敗目。勝った朝乃山は12勝目を挙げた。
幕内復帰を目指す朝乃山は辛くも1敗を死守。その勝敗を正確に見抜いた行司について、視聴者からは「行司すげええ」「よう見てるわ」「行司がナイス」「流石」「0.1秒早いか」「スローで見ると確かに」と称賛の声も続々と寄せられた。（ABEMA／大相撲チャンネル）
