将棋の叡王戦本戦トーナメントの1回戦が1月23日に行われ、三浦弘行九段(48)が梶浦宏孝七段(27)に110手で勝利した。次戦、2回戦では永瀬拓矢王座(30)対出口若武六段(27)戦の勝者と対戦する。
三浦九段が、若手有望株の梶浦七段に貫禄を示した。初の本戦出場となった梶浦七段は、先手番で角換わりを志向。互いに腰掛け銀に組み上げた。先に抜け出したのは積極性を見せた梶浦七段。しかし、受けに回った三浦九段が細かな工夫を見せて流れを引き戻し、優位に立った。終盤戦ではギリギリの攻防戦が繰り広げられたが、三浦九段が押し切り勝利。自身初のベスト8進出を決めた。
現タイトル保持者は藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)。挑戦権獲得までにあと3勝が必要になる。
(ABEMA/将棋チャンネルより)