将棋の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントが1月27日に行われ、1回戦の渡辺明名人(棋王、38)対西田拓也五段(31)戦が午前10時から始まった。勝者は午後2時からベスト4入りをかけた2回戦で、佐藤天彦九段(35)対広瀬章人八段(36)戦の勝者と対戦する。
渡辺名人は2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:17期)で第80期名人(A級以上:12期)。タイトルは歴代4位、現役2位の通算31期、棋戦優勝は11回。竜王、棋王2つの永世称号資格を保持している。朝日杯は2012年度の第6回に優勝を飾っており、今期は10期ぶりの優勝を目指す。
西田五段は2017年4月に四段昇段。竜王戦6組、順位戦C級2組。デビュー年度の2017年度に、若手棋戦の加古川青流戦で初優勝を果たした。振り飛車党で、第14回大会ではベスト4に進出し存在感を示した。一次予選から参加した今期の朝日杯では、谷川浩司十七世名人(60)ら強豪を次々に撃破。3期連続の本戦で、今期こそ初優勝を手にしたい。
両者は本局が初手合い。持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は渡辺名人に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)