勝利の女神に好かれた美女雀士 瑞原明奈、本人もびっくりの逆転トップ「嬉しいです」チームはリーグ最多タイの5連勝/麻雀・Mリーグ
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 好調なチームを象徴するような逆転劇だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」1月27日の第1試合はU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)がトップを獲得。中盤までアガリに恵まれず、ラス回避が焦点となっていた経緯もあり、試合後は本人も驚きを隠せなかった。

【映像】本人もまさかの逆転トップの笑顔の瑞原明奈

 この試合は東家から渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ岡田紗佳(連盟)、瑞原、赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)の並びで始まった。チームはここまで4選手のリレーで4連勝中、今期最高の仕上がりを見せている。当然ここでも瑞原の活躍に期待がかかっていたものの、試合開始早々に3200点を放銃すると、いつものような「リーチ・ツモ」の戦いぶりが鳴りを潜めてしまう。ライバルの大きなツモアガリを受け、東4局1本場終了時点で持ち点は1万2300点と沈んでいた。

 東4局2本場、ここで瑞原に反撃のチャンスが訪れた。7巡目に赤5索を引き入れて2・5筒待ちの先制リーチ。これを村上から高目の一盃口となる2筒で一発ロン。リーチ・一発・一盃口・赤の8000点を手に入れた。さらに南1局、今度はタンヤオ仕掛けで岡田からロン、赤2枚とドラを使いこなして満貫のアガリだ。

 これでトップ争いに加わると、南3局1本場は岡田のリーチと国士無双気配の白鳥に対して、カン二万のチーで応戦。「瞬間的なテンパイ」として7筒単騎に待ちを決めると、これが大成功。岡田から南・赤の2900点(+300点、供託1000点)をゲットした。微差のトップ目で迎えた南4局3本場は、狙い目と踏んだカン8索を即リーチ、村上からこれをアガりトップで終了。チームにリーグ最多タイの5連勝をもたらした。

 全17局、2時間を超えるロングゲームに試合後の瑞原は「疲労困憊です」。5連勝には「嬉しいです!」と笑顔を見せた。これで7勝目、個人成績はTEAM雷電・本田朋広(連盟)に次ぐ2位。こうなれば俄然、2年連続MVPにも期待がかかるが本人はまだまだその意識はない。「400ポイントに乗ってから。まだまだ打たなくてはならないし、個人成績は気にしていない」と、あくまで後半戦もチームに尽くすことのみを考えていると回答した。

 最後は「まさかこの半荘、トップが取れるとは思っていなかった」と改めてこの勝利を喜んだ。トップは苦しいと誰もが思う中でチャンスをものにして、勝利の女神に好かれた瑞原。ファンからは「連続トップ素晴らしい!」「よかったよー おめでとう!」「よくトップまでいったなあ」と活躍を称える声が多数送られていた。
    
【第1試合結果】

1着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万6300点/+56.3
2着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)2万7600点/+7.6
3着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)2万6900点/▲13.1
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)9200点/▲50.8

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【映像】ファンを魅了する“腰に手”ポーズ
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【映像】村上淳は牌に頭をぶつけそうなほどがっくり
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