持ってきた牌は超危険牌、選手のリアクションは無理もない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」1月27日の第1試合。KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)と赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)がリーチ合戦を展開。白熱した戦いに視聴者からも多数のコメントが寄せられた。
場面は東2局2本場。親番のKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)が軽快に加点し、大きなトップ目となっていた。7巡目、岡田が3・6筒待ちでテンパイすると即リーチ。これに立ち向かったのが村上だ。11巡目、手広いイーシャンテンとなった村上は西を強打。背筋を伸ばし、追っかけリーチの覚悟は十分といったところ。
14巡目、村上が待望のテンパイ、1・4・7筒待ちとなる5筒切りでリーチ合戦となった。ダマテンでも満貫、高目1筒なら一気通貫が付いて、跳満や倍満も狙える超大物手だ。視聴者も「リーチ超人!」「岡田ツモれ!!!」とボルテージが上がる。
軍配はどちらに上がるか、ファンが固唾を飲んで見守るこの対決は、あっという間に決着がついた。次巡、村上が岡田のロン牌の6筒をキャッチ、力なく卓上へツモ切る。放送席は「おおお!6筒掴むー!」とこの様子を伝え、岡田はリーチのみ、テンパネで2400点(+600点)を加点した。打点は安かったものの、自身のチャンス手を蹴られた激痛から、村上は卓のへりに額がつきそうなほど頭を下げてがっくり。ファンからは「これは悲しすぎる」「安くて助かった」などまた多くの声が。
リーチ後に引いてきた“爆弾”危険牌にトップ雀士が思わず震え、その結末にファンも思い思いのコメントを寄せたという一幕だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)