藤井聡太竜王、勝てばプレーオフ以上が決定 大一番で永瀬拓矢王座と激突/将棋・順位戦A級
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が2月1日、順位戦A級8回戦で永瀬拓矢王座(30)と午前10時から対局を開始した。名人獲得の最年少記録更新に挑む藤井竜王は、現在6勝1敗で単独トップでリーグを走る。本局を勝利した場合7勝2敗以上が確定し、最終9回戦の結果次第で挑戦決定かプレーオフ進出かのどちらかに決まる。

【中継】藤井竜王VS永瀬王座 注目の一戦

 藤井竜王が本局で対戦する永瀬王座は、デビュー以来の研究パートナーであり、昨夏に行われた棋聖戦五番勝負で激戦を繰り広げたことも記憶に新しい。永瀬王座はこれまでに4勝3敗の成績で本局を迎えた。互いに手の内を知り尽くした仲とあり、本局ではどのような作戦での激突となるか。

 現在、藤井竜王は6勝1敗と単独トップ。本局を含めて残り2局に勝利すれば文句なしで、渡辺明名人への挑戦権を獲得する。一方、2敗グループには斎藤八段、広瀬八段、菅井八段の3人が固まっており、本局で藤井竜王が勝利した場合でも挑戦権が決まることはない。勝敗数が並んだ場合にはプレーオフになるが、3人以上の場合、今期初参戦の藤井竜王には連勝が求められることから、条件としては厳しくなる。

 A級8回戦は、東西の将棋会館に加えて2022年6月に新設された名古屋将棋対局場の3会場で一斉に指されている。東京では佐藤天彦九段(35)―菅井竜也八段(30)戦の1局、名古屋では藤井竜王―永瀬王座戦と佐藤康光九段(53)―豊島将之九段(32)戦の2局、大阪では斎藤慎太郎八段(29)―広瀬章人八段(36)戦と糸谷哲郎八段(34)―稲葉陽八段(34)戦の2局がそれぞれ行われている。

 本局の持ち時間は各6時間で、先手番は永瀬王座。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第81期 順位戦 A級 8回戦 藤井聡太竜王 対 永瀬拓矢王座
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