Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」2月2日の第1試合に出場する4選手を発表した。2月に入り、長いと思われたレギュラーシーズンも残り28戦に。この2月をどう過ごすかが、セミファイナルシリーズに進めるかどうかを大きく左右する。早速、首位EX風林火山と2位U-NEXT Piratesの首位攻防戦になるなど、各チーム・各選手の立場によって、見どころ満載だ。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsフェニックスvs雷電vsPirates
EX風林火山は、4選手それぞれアップダウンはあったものの、現在は全員がプラスポイントとなっている。リーグ首位にいるのも当然だ。二階堂亜樹(連盟)も、前回の2着でわずかながらプラス域に復帰。しぶとくポイントを持ち帰っている。大崩れさえなければセミファイナル進出は安泰なだけに、そろそろどのチームに対しての警戒を強めるか、方針が見えてくるかもしれない。
リーグ2位のU-NEXT Piratesは、直近6戦で4連勝を含む5勝を挙げ急浮上した。昨期のMVP瑞原明奈(最高位戦)も、MVPを意識するなら+400台に入ってからと言っていたが、この試合で大きなトップを取れば、その域にまで届く。インタビューの度にMVPを意識しないと繰り返すが、もうワンランク上になれば自然と2年連続MVPという初の快挙にも興味が沸くだろう。
リーグ5位のTEAM雷電は、まさにこの1カ月が踏ん張りどころ。セミファイナル進出に向けてはまだ余裕があるが、あくまで目標はチーム構成の変更がないファイナルシリーズ進出。ぎりぎりでの突破ではなく、先の戦いを有利に進められるほどのプラスを目指したい。そのためには瀬戸熊直樹(連盟)の完全復調が必要だ。
リーグ7位と苦しいセガサミーフェニックスからは、大黒柱の近藤誠一(最高位戦)が出場する。6位KADOKAWAサクラナイツとは約350ポイント差で、大きな開きではあるが、まだ届くとも言えるライン。誰かが頑張るのではなく、全員で頑張る。必要なのは大連勝のきっかけになりそうな会心のトップだ。
【2月2日第1試合】
EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人15位 +2.3
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦)個人29位 ▲207.5
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人26位 ▲131.5
U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人2位 +321.0
【1月31日時点での成績】
1位 EX風林火山 +466.0(66/94)
2位 U-NEXT Pirates +273.3(66/94)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +266.9(66/94)
4位 渋谷ABEMAS +156.6(66/94)
5位 TEAM雷電 +103.7(66/94)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲151.4(66/94)
7位 セガサミーフェニックス ▲463.7(66/94)
8位 赤坂ドリブンズ ▲651.4(66/94)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)