将棋の王座戦二次予選が2月3日に行われ、郷田真隆九段(51)と中村太地七段(34)が午前10時から対局を開始した。居飛車党本格派の郷田九段と第65期王座の中村七段が激突する注目のカード。二次予選突破に向けて前進するのはどちらか。
郷田九段は、1990年4月に四段昇段。竜王戦3組(1組:18期)、順位戦B級1組(A級:13期)。タイトルは通算6期、棋戦優勝は7回。本格派の居飛車党として知られ、同世代の羽生善治九段(52)らとしのぎを削ってきた、通称「羽生世代」の一人。切れ味の鋭い将棋は「一刀流」とも称される。王座戦参加は33期目で、挑戦経験はない。今期は6期ぶりの挑戦者決定トーナメント復帰を目指し、まずは予選突破を狙う。
中村七段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦4組、順位戦B級1組。2011年に勝率一位賞、2012年に敢闘賞と連勝賞、2013年には名局賞を受賞。2017年度の第65期王座戦で羽生王座(当時)を3勝1敗で破り、初のタイトルを獲得した。今期は18勝11敗、勝率.6206と好調をキープ。6期ぶりのタイトル奪還に向けて、闘志を燃やしている。
両者の対戦は過去に7局あり、郷田九段の3勝、中村七段の4勝。直近の対戦は昨年12月の順位戦B級1組9回戦で、中村七段が勝利した。持ち時間は各5時間。振り駒の結果、先手は中村七段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)