将棋藤井聡太王将(竜王、王位、叡王、棋聖、20)に羽生善治九段(52)が挑戦する囲碁将棋チャンネル 第72期ALSOK杯王将戦七番勝負第4局が2月9日、東京都立川市の「SORANO HOTEL」で行われ、午後6時に大長考中だった藤井王将が66手目を封じて指し掛けとした。あす10日午前9時頃に封じ手が開封され、対局が再開される。

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 藤井王将が初防衛に王手をかけるか、挑戦者の羽生九段が追いつくか。勝負所の第4局は、羽生九段の先手で「角換わり腰掛け銀」の戦型が選ばれた。藤井王将の得意戦型に新構想で挑んでおり、互いに攻め合う激しい展開を辿っている。形勢はほぼ互角ながら局面はすでに終盤戦に突入。羽生九段の鋭い攻めに対し、藤井王将は2時間を超えるの大長考に沈んだ。

 午後6時、第53期王将で立会人の森内俊之九段(52)が封じ手の定刻を告げると、長考中だった藤井王将が今シリーズで初めて手を封じた。対局2日目は再開から緊迫した状況が見込まれている。
 
 第4局2日目の対局は、10日午前9時頃に再開される。持ち時間は各8時間。ABEMA PPVではこの対局を終了まで生放送する。

【封じ手時点での残り持ち時間】

▲羽生善治九段 5時間53分(消費2時間7分)
△藤井聡太王将 2時間45分(消費5時間15分)
(写真提供:日本将棋連盟)

【中継】第72期ALSOK杯王将戦七番勝負 第四局1日目 藤井聡太王将 対 羽生善治九段
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