Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」2月16日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ5位のTEAM雷電。苦しい試合が続き▲110.9まで沈んだことでセミファイナルシリーズ進出争いに巻き込まれている。先発の本田朋広（連盟）は、今期の活躍ぶりを正念場で見せられるか。
【中継】大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vs麻雀格闘倶楽部vs雷電
先輩3人がマイナス域で苦しむ中、シーズン通して孤軍奮闘状態でチームを引っ張ってきた本田。一時は個人首位にも立ったが少しずつポイントを減らすと、チームの成績も下降線。セミファイナル進出は濃厚と思われたところから、一気にボーダーライン付近まで引きずり下ろされた。とにかくリーグ6位に後退して下位チームのターゲットにならないことが大事な一戦。本田への期待は大きい。
逆にTEAM雷電の足をさらに引っ張りたいのがリーグ最下位・赤坂ドリブンズ。前回は長く未勝利だった村上淳（最高位戦）も待望の初勝利を掴み、奇跡の大逆転へのテンションは高まるばかりだ。残り20戦でボーダーラインまでは325.5ポイント差。鈴木たろう（最高位戦）はデイリーダブルを狙うため、第1試合から積極果敢な戦い方が求められる。
安定の上位2チームは、ポイントが半分持ち越しとなるセミファイナルに向けての蓄えを増やしたい時期。首位・EX風林火山は＋600ポイント台が目前で、前回は二階堂亜樹（連盟）が役満・四暗刻単騎をアガって大いに盛り上げた。選手間から「先生」とも呼ばれる勝又健志（連盟）が先発するが「生徒」たちにお手本となる麻雀で勝利を持ち帰れるか。
2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部も、セミファイナル進出には安全圏。これからの戦いに向けて、どれだけ各選手が状態を上げられるか。男性選手2人の調子がいまいちな中、リーダー佐々木寿人（連盟）が「魔王」と呼ばれる強さを取り戻せば、初優勝に向けてさらに強さに磨きがかかる。
【2月16日第1試合】
赤坂ドリブンズ・鈴木たろう（最高位戦）個人26位 ▲179.6
EX風林火山・勝又健志（連盟）個人5位 ＋273.7
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）個人13位 ▲0.7
TEAM雷電・本田朋広（連盟）個人2位 ＋340.4
【2月14日時点での成績】
1位 EX風林火山 ＋570.5（74/94）
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋372.8（74/94）
3位 U-NEXT Pirates ＋77.1（74/94）
4位 渋谷ABEMAS ＋40.6（74/94）
5位 TEAM雷電 ▲110.9（74/94）
6位 KADOKAMWサクラナイツ ▲167.1（74/94）
7位 セガサミーフェニックス ▲290.4（74/94）
8位 赤坂ドリブンズ ▲492.6（74/94）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
