ボーダーラインを挟んだ激闘の予感 KADOKAWAサクラナイツ VS セガサミーフェニックス順位変動あるか／麻雀・Mリーグ

【中継】大和証券 MリーグサクラナイツvsアベマズvsフェニックスvsPirates

　Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」2月17日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ6位のKADOKAWAサクラナイツと、同7位のセガサミーフェニックスとの直接対決。セミファイナルシリーズ進出へのボーダーラインを挟んだ激闘の末に待つ結果はいかに。

【中継】大和証券 MリーグサクラナイツvsアベマズvsフェニックスvsPirates

　KADOKAWAサクラナイツは現在▲167.1。セガサミーフェニックスとは、123.3差だ。大きめのトップラスだと、1試合で詰まってしまうほどの差。先発・渋川難波（協会）としては、仮にトップは取れなくても、とにかくセガサミーフェニックスより下の着は取りたくない。試合全体よりも、対戦相手を意識する戦いになりそうだ。

　追うセガサミーフェニックスからは大黒柱の近藤誠一（最高位戦）が出る。百戦錬磨のベテランにして個人29位はまさかの結果だが、ここからのシリーズ最終盤で活躍してこそ、チームの三人娘を引っ張る“お父ちゃん”にふさわしい。スケールの大きい麻雀がハマれば、一撃でチームを6位に引き上げることもできる。

　熾烈な争いに巻き込まれたくないのが他の2チーム。リーグ3位のU-NEXT Piratesも、一時は＋300ポイントまで増やせていたが、現在は2ケタまで減少。連続3着でじりじりとポイントを減らしていた影響が、いよいよ如実に出てきた。ここはチームの勝ち頭である瑞原明奈（最高位戦）の働きによってもう一度、帆に強い風を受けたい。

　リーグ4位の渋谷ABEMASも、ポイント状況はU-NEXT Piratesと大差はないが、ラスを引けばマイナス域への転落が見える。ボーダーラインが▲150前後と見られており、少しでもプラスが確保できていれば、慌てる状況でもない。白鳥翔（連盟）は個人の成績を戻すことに集中できれば、自然と全てはいい方向に進むだろう。

【2月17日第1試合】

KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）個人14位　▲12.8
渋谷ABEMAS・白鳥翔（連盟）個人23位　▲106.5
セガサミーフェニックス・近藤誠一（最高位戦）個人29位　▲220.4
U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）個人4位　＋279.5

【2月16日終了時点での成績】

1位　EX風林火山　＋552.0（76/94）
2位　KONAMI麻雀格闘倶楽部　＋473.1（76/94）
3位　U-NEXT Pirates　＋77.1（74/94）
4位　渋谷ABEMAS　＋40.6（74/94）
5位　TEAM雷電　▲116.4（76/94）
6位　KADOKAWAサクラナイツ　▲167.1（74/94）
7位　セガサミーフェニックス　▲290.4（74/94）
8位　赤坂ドリブンズ　▲568.9（76/94）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）