冬眠なんかとっくに覚めている 瀬戸熊直樹、勝負強さたっぷりの2連勝「僕らはチャンス」/麻雀・Mリーグ
【映像】ファンに向かって感謝し手を振る瀬戸熊直樹

 覚醒した“闘神”はもう止まらない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」2月20日の第1試合はTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)がトップ。16日に続いて個人2連勝を決めた。「胃が痛くなる毎日が続く」とリーグ戦終盤のひりつく毎日を苦しみながら戦うベテランが、ここでもチームを牽引した。

【映像】ファンに向かって感謝し手を振る瀬戸熊直樹

 この試合は東家から渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、瀬戸熊、セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)の並びで開始。瀬戸熊は東2局の親番、松ヶ瀬のリーチ宣言牌である東をポンしてテンパイ。この対応に困った魚谷からロン、ダブ東・發・赤の1万2000点を手に入れた。

 トップ目のまま南入した南1局1本場、先に仕掛けている白鳥にリーチで押し返すと、待ちの6筒が一発で出てロン、リーチ・一発・ドラの5200点を決め、さらにリードを広げる。その後、松ヶ瀬の反撃を受けるも、南4局は魚谷がラス抜けのアガリを決め、瀬戸熊の逃げ切りトップが確定した。これで瀬戸熊は個人2連勝、個人成績を▲8.9まで戻した。

 今期ここまで苦しい戦いが続いていた瀬戸熊が、終盤に来て価値ある連勝。勝利者インタビューでは「最初のほうで当面のライバル魚谷さんから1万2000点アガれたんで、ちょっと展開としては楽になった」と、レギュラーシーズン突破のボーダーを目指す下位チームからアガれた、会心の大物手を振り返った。個人成績はプラス域が見えてきたが「こんなリード、ちょっと油断したらすぐ追いつかれるし、逆に僕らはチャンスはチャンスなので、気を引き締めて頑張りたいと思います」と、決して浮かれる様子はなかった。

 前回のトップはラス牌を何度もツモるすれすれの勝利で、勝負強さを見せた。この日は序盤に大きくリードを築くと、それを守り切っての逃げ切り勝ち。ベテランらしい落ち着いた戦いぶりと、勝負強さがキラリと光った。「スリリングな試合展開でしたけど、なんとか逃げ切ることができました。これもご声援のおかげだと思っています」と感謝を述べ、いつものように手を振ると、視聴者からは「行くぞファイナル!」「最強位たのむぞ!」「手を振ってくれるのがすごくいい!」「やっぱ謙虚な人は応援したくなるよね」と多くのエールが寄せられた。“熊”の冬眠はとうに覚め、春の栄冠へ向けて雄々しく踏み出している。

【第1試合結果】

1着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)3万6600点/+56.6
2着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)2万9000点/+9.0
3着 セガサミーフェニックス・魚谷侑未(連盟)1万9700点/▲20.3
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)1万4700点/▲45.3

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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