思いもよらない激レア役の登場に、見る者は穏やかではいられない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」2月20日の第2試合でセガサミーフェニックス・茅森早香(最高位戦)が二盃口を一発ツモ。激レア役の登場に、実況がパニック。視聴者も大いに沸いた。
東3局3巡目、ラス目の茅森は孤立のドラ發を手元に残し、メンツ手を見るなら必要となる6筒を早々に見切って、1・1・2・3のピンズの形を残した。この打牌選択に解説の藤崎智(連盟)は「ドラが1枚あれば七対子にいけば跳満でしょ、みたいな」と、この手の行く末を予想した。実況の日吉辰哉(連盟)は「それか二盃口でいいじゃない、みたいな」と、この時点ではまだ本当にその役ができるかは半信半疑。しかし7巡目、3筒を引いて二盃口の種ができると、一気に現実味を帯びてきた。そして次巡、2筒を引いて一盃口が完成、二盃口のテンパイとなると、茅森は即リーチに打って出た。
藤崎はこの展開に「ちょちょちょちょっと」と驚き、日吉も「わーお、本当に二盃口になる人見たことありませんよ、僕!二盃口とはいいましたけど、本当にしましたね!とんでもないな」とボルテージを上げる。
待ちは山に残り1枚、苦しいと思われたアガリが、なんと一発ツモ。日吉は「一日一跳!やってきた!」と声を枯らし、リーチ・一発・ツモ・二盃口、1万2000点のアガリに「ラス牌一発ツモだ!天才!」とパニック状態。藤崎は「おみそれしました」と脱帽、視聴者からは「やっぱり茅森さんだよ!」「天才でしかない」「つんよww」「これはヒーロー気質だわ」「これがあるんよこの人」と、多数のコメントが寄せられていた。
役満は数多く出ているが、二盃口は非常に珍しくしかも最初に二盃口を決めたのも茅森だ。珍しすぎる手役を、さらに一発ツモで決めた女流選手に実況はパニック。解説も目を見張ったという印象的な一幕だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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