自らのバースデーを最高の形で祝福した。2月21日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」第1試合では、KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳(連盟)が、昨年12月5日以来の勝利。試合後のインタビューで喜びを爆発させた。
起家から赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)、岡田、U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)の並びで開局した当試合、序盤は我慢が続いた。このところ、岡田は4着・4着・4着・3着・4着と絶不調。チームも7位のセガサミーフェニックスから猛追されている。潮目が変わったのは南1局だ。ドラの白をポンするなど鳴きを駆使して、白・赤・ドラ3の満貫をテンパイ。これを鈴木優からアガり、8000点を加点した。南2局では、配牌に恵まれてわずか2巡目でリーチ。滝沢からリーチ・平和・赤・裏ドラの満貫・8000点を奪取して、トップ目に立った。
最大の見せ場は親番の南3局だ。滝沢のポンに応戦して7巡目にリーチをかけると、その滝沢とのめくり合いを制してリーチ・ツモ・東・ドラ・裏ドラ3の跳満・1万8000点を成就。怒濤の3連打で5万点オーバーの大台に乗せた。オーラスでは4巡目に七対子をテンパイさせ、次巡に鈴木優から七対子のみの1600点をアガって終幕。その刹那、チークでかすかにサクラ色に染まった頬を緩ませた。
2月19日は29歳のバースデーだった。「単純に誕生日とか関係なく、すごい体調が良くて頭も冴えていたので、いい感じになるのかなって思っていました」。最近の不調を感じさせない快勝に、岡田は「うれしいですっ!」と破顔。インタビュアーの「久しぶりのトップはセミファイナル進出に向けての大きな1勝」とのコメントには「上下がどんどん迫ってきたので、見ているみなさんもドキドキハラハラできるような最後の十何試合になるのかなと思います」とし、「個人的には調子が悪かったんですけど、サクラナイツ全体としては持ちこたえていると思うので、これからもファイナル進出に向けてどんどんポイントを積み重ねていきたいと思います」とお馴染みのポーズでファンに応えた。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)5万2200点/+72.2
2着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)2万2400点/+2.4
3着 赤坂ドリブンズ・村上淳(最高位戦)1万5100点/▲24.9
4着 U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)1万300点/▲49.7
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
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