将棋の朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント準決勝が2月23日に行われ、渡辺明名人(棋王、38)と糸谷哲郎八段(34)が午前10時15分から対局を開始した。勝者は同日午後に行われる決勝に進出する。
渡辺名人は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組以上:17期)で第80期名人(A級以上:12期)。タイトルは歴代4位、現役2位の通算31期、棋戦優勝は11回。竜王、棋王2つの永世称号資格を保持している。朝日杯は2012年度の第6回に優勝を飾っており、今期は10期ぶりの優勝を目指す。今年の朝日杯は本戦トーナメントからの出場で、西田拓也五段(31)、佐藤天彦九段(35)に勝利しベスト4入りを決めた。
糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:8期)、順位戦A級(A級:5期)。獲得タイトルは竜王1期で、棋戦優勝は新人王戦1回。棋界屈指の早見え早指しで、本戦トーナメントで鈴木大介九段(48)、三枚堂達也七段(29)を破り、自身初の4強入りを決めた。
両者の過去の対戦は2015年の竜王戦七番勝負、2021年の棋王戦五番勝負と2つのタイトル戦を含む25局で、渡辺名人の18勝、糸谷八段の7勝。本局を制し、決勝の舞台に上がるのはどちらか。持ち時間は各40分で、振り駒の結果、先手は糸谷八段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)