日本のエース・山本由伸は日々進化する侍ブルペンでもフォーム＆ボールの回転を入念チェック「楽しそうでいいね！」の声も

　オリックス・山本由伸投手はワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でもさらなる進化を遂げようとしているようだ。ソフトバンクとの強化試合での先発を前に23日、山本がブルペンでタブレットを用いて入念な調整をするシーンがあった。

　26日の試合での先発が予定されている山本はこの日、ブルペンに入ると今季から変更した投球フォームを確認するように投げ込みを行い、キレのいいボールを次々と披露した。さらに山本は他の投手陣の投球後に再びブルペンに現れると、今度はチームスタッフと自身の投球データが映し出されているであろうタブレット端末を見ながら話し込む。そして握りやリリースポイントを確認したり、タブレットを傍らに投球するなど、じっくり自身の投球をチェックしていた。

　プロ野球史上初となる2年連続投手4冠を達成しながら、今季投球フォームの改造に着手した山本。新フォームでの初実戦となる強化試合直前であっても、常に進化し続ける姿勢は変わらないようだ。公式YouTubeの視聴者からも「リリースポイントの修正かな？」と言及するコメントがあったほか、スタッフとじっくり話し込みながらも時折表情を崩して笑い合う姿も見られたことから、「由伸楽しそうでいいね！」との声もあった。山本にとっては、自身が向上することそのものが楽しくて仕方ないということなのかもしれない。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）