“セレブ”だからわかるドラの危険度黒沢咲、あわや放銃危機を美麗にビタ止め「天才！」／麻雀・Mリーグ

　ドラを愛し、ドラに愛される“セレブ”だからこそできた芸当かもしれない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」2月23日の第1試合、TEAM雷電・黒沢咲（連盟）が赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）のリーチの当たり牌であるドラ九万を美麗にビタ止め。これにファンから絶賛が集まった。

【映像】黒沢咲、美麗なまでのビタ止め

　場面は東4局。園田は西と九万のシャンポンでリーチ。六万が河にあり、九万はスジとなっている。これに対して黒沢も1・4筒の平和・赤でテンパイ。解説の石橋伸洋（最高位戦）は思わず「うわ、これは行ったわ！」と放銃を予見したが、黒沢は打ち出される九万の危険度を察知し、雀頭の4索を打ち出して、放銃を回避した。実況の日吉辰哉（連盟）はこのスーパープレーに「うわあ！すごい！」。石橋も「よく我慢できますねこれ」と脱帽し、自分ならば止められるか？と聞かれると「無理！無理」。視聴者からも「天才！」「胆力で凌いだな」「すごい泣いちゃう」「さすセレブ」とコメントが多数寄せられた。

　その後、黒沢は九万単騎でテンパイすると、堂々と追っかけリーチ。結果は園田のツモアガリとなったものの、見事な打ち回しに見る者は賛辞を惜しまなかった。“セレブ”だからこそ肌で感じたドラの危険度。黒沢はこの日、チャンスらしいチャンスも少なく、守勢に回ることが多かったものの、高い守備力を活かして粘り強く戦い、3着で試合を終えている。

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）