Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」2月24日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ4位ながらマイナスポイントを抱える渋谷ABEMAS。先発・日向藍子（最高位戦）の活躍次第で、チームは戦乱のセミファイナルシリーズ進出争いに巻き込まれるか否かが、くっきり分かれてくる。
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vs麻雀格闘倶楽部vsABEMASvsPirates
前日、赤坂ドリブンズの2連勝によって、俄然白熱してきた上位6位までのセミファイナルシリーズ進出争い。ボーダーライン上にいる6位KADOKAWAサクラナイツは▲186.3で、同7位のセガサミーフェニックスとは100ポイントも差がない。現在▲63.5の渋谷ABEMASだが、マイナスが3ケタになると途端に背筋が寒くなる。今期17戦でラス1回と安定感抜群の日向だが、ここでも大崩れしないまま少しでも加点できれば、仕事は十分果たしたと言える。
リーグ3位のU-NEXT Piratesも、プラス域にはいるものの安泰という2文字を出すにはまだ早い。逆に今日、デイリーダブルを決めて＋200ポイントに迫るほど伸ばせれば、ひとまずセミファイナル進出は濃厚と言っても大丈夫なレベルだ。前年のMVP瑞原明奈（最高位戦）は＋349.7と2年連続での＋400超えも視野に入る。チーム内では最もアグレッシブなタイプで、序盤にリードできれば圧勝に向けて全速前進だ。
上位2チームは完全に抜け出した。同2位のKONAMI麻雀格闘倶楽部はエース佐々木寿人（連盟）が復調し、気づけばポイントも3ケタプラス目前。勝つ時は卓上を焼き尽くすと例えられるほどの完勝をするタイプで、ここから飛躍的に伸ばして驚くファンの方が少ないだろう。スロースターターとも言われる中、シーズン終盤での加速ぶりに期待したい。
首位・EX風林火山は、まさに盤石といった状態。＋600ポイントの大台も目前で、4選手中3人が3ケタプラスとなれば、誰かの不調もすぐにカバーできる状態が出来ている。松ヶ瀬隆弥（RMU）は毎回手をつくして首位チームとして最適な局消化に努めている。無理に前に出て大きなラスを引くタイプでもなく、ファンからすれば安心して見られる選手だ。
【2月24日第1試合】
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）個人7位 ＋178.6
KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）個人11位 ＋94.9
渋谷ABEMAS・日向藍子（最高位戦）個人10位 ＋114.4
U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）個人2位 ＋349.7
【2月23日終了時点での成績】
1位 EX風林火山 ＋571.5（78/94）
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ＋426.9（78/94）
3位 U-NEXT Pirates ＋87.1（78/94）
4位 渋谷ABEMAS ▲63.5（78/94）
5位 TEAM雷電 ▲126.9（80/94）
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲186.3（80/94）
7位 セガサミーフェニックス ▲282.6（80/94）
8位 赤坂ドリブンズ ▲426.2（80/94）
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
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