試合開始早々に役満テンパイの大チャンス直後に満貫放銃“天国と地獄”な展開に視聴者も騒然／麻雀・Mリーグ

　東1局からドラマティック。息もつかせぬ大物手のテンパイとその結末に、見る者は大いに沸いた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」2月24日の第1試合、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥（RMU）が試合開始早々に役満・国士無双をテンパイ。しかしその直後に満貫を放銃してしまい、この“天国と地獄”な展開に視聴者が騒然となった。

【映像】役満チャンスからの放銃に頬が膨らむ松ヶ瀬隆弥

　東1局、U-NEXT Pirates・瑞原明奈（最高位戦）が仕掛けて満貫のテンパイ。これに対して松ヶ瀬は9巡目に国士無双のイーシャンテン。11巡目に中を引き、9索待ちのテンパイを果たす。前日23日には赤坂ドリブンズ・園田賢（最高位戦）がこの役満をアガっており、2日連続の役満チャンスに放送席、そして視聴者も大盛り上がりだ。

　しかしこの9索、KONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人（連盟）が掴むも、松ヶ瀬の勝負気配を察知してビタ止め。直後、松ヶ瀬は瑞原の当たり牌である三万を持ってきてしまい、あえなく放銃となってしまった。開局早々のビッグチャンスを逸した松ヶ瀬は、悔しさのあまり頬を膨らませた。

　佐々木の好守備に解説の河野直也（最高位戦）は「これ凄くないですか！（余ったのは）南1枚だけですよ！」と驚愕。実況の小林未沙も「打たない！」と仰天だ。ファンも「鳥肌やべえ」「2日連続出るかと思った」とこのせめぎ合いに興奮、局が移り変わっても、しばらくその余韻が続いていた。

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）