【侍ジャパン強化試合】日本代表-ソフトバンク(2月25日/サンマリン宮崎)
ロッテ・佐々木朗希投手が第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた初の実戦で先発を務め、2回を1安打無失点3奪三振と好投した。本大会の先発はエンゼルス・大谷翔平投手、パドレス・ダルビッシュ有投手、オリックス・山本由伸投手、そして佐々木という4本柱で回すとされる中、世界一奪回に向けた実戦の最初のマウンドを任され、上々の仕上がりぶりを披露。昨季、最年少完全試合を達成した最速右腕が、世界の野球ファンを驚かせる準備を整えた。
佐々木の右腕から、昨年以上に力強い球が放たれた。手足の長い佐々木だが、プロ入り以来順調にたくましさを増し、侍ジャパンのユニフォームに身を包んだ立ち姿は堂々たるもの。立ち上がりからダイナミックなフォームで先頭の牧原に内野安打を許したが後続を抑えて球速は最速で162キロをマーク。キャンプ中にダルビッシュにアドバイスを受けたスライダー、完全試合を達成した原動力にもなったフォークなど、持ち味を隠すことなく打者を次々とねじ伏せた。
将来、メジャー行きを目指す佐々木にとって、今回のWBCは世界に売り込むための絶好機。既に昨季の快挙は海外メディアでも大きく報じられ、早い時期でのメジャーデビューを待ち望む声も大きい。東京ドームで行われる本戦の1次ラウンドでは11日に行われるチェコ戦での先発が有力とも言われており、残りの時間でさらに状態を高めていく。順調に1次ラウンド突破を決めれば、次の登板機会は目の肥えたメジャーファンが待つアメリカの見込み。今季も日本を代表する選手が次々とメジャーに挑戦する中、佐々木の剛腕がさらに驚きを巻き起こす日は近い。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
侍ジャパン強化試合
ABEMA テレビ朝日系列にて生中継
2.25(土) VS ソフトバンク
3.3(金) VS 中日
3.6(月) VS 阪神