【侍ジャパン強化試合】日本代表8-4ソフトバンク(2月25日/サンマリン宮崎)
栗山英樹監督率いる侍ジャパンが初実戦のソフトバンク戦に8-4で勝利し、3大会ぶり3度目の優勝を狙う第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕に向けて順調なスタートを切った。先発したロッテ・佐々木朗希投手は2回を投げて1安打3奪三振、球速は最速162キロをマークした。また打者陣では4番のヤクルト・村上宗隆内野手は無安打2四球だったが、7番に入った巨人・岡本和真内野手が先制タイムリー含む2安打3打点と結果を出し、第1戦となる3月9日の中国戦に向けて、頼もしい内容を見せた。
第1回、第2回と連覇した後は2大会連続でベスト4止まり。3大会ぶりの世界一奪回に向けて、まずは栗山監督も一安心といった初実戦だ。1次ラウンド(東京ドーム)では3戦目のチェコ戦に先発が見込まれる佐々木だが、昨季完全試合を達成した豪腕ぶりを侍ジャパンのユニフォームでも披露。パワーアップに加え、パドレス・ダルビッシュ有投手にもらったアドバイスの効果もあってか、予定の2イニングを26球、被安打1にまとめて3奪三振。不安のない内容で先発4本柱の一人としての頼もしさを感じさせた。
打者陣では7番ファーストで先発した岡本が4回に先制のタイムリーツーベースを放つと、5回にもレフトへタイムリーを打って3打点。5番レフトで先発したソフトバンク・近藤健介も2安打を記録した。通常のシーズンであれば投手よりも打者の方が仕上がりが遅いものだが、わずか2週間の間に1次ラウンド初戦から決勝までが行われる短期決戦に向けて、調整遅れを感じさせないバットの振りで、次々と快音を響かせた。
一昨年に行われた東京五輪でも優勝を果たし、世界ランキングでは堂々の1位としてWBCを迎える侍ジャパン。まずは1次ラウンドで気持ちよく4連勝し、アメリカでの戦いに向かいたいところ。初戦まで2週間を切り、各選手もさらに世界一に向けてペースを上げていく。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
侍ジャパン強化試合
ABEMA テレビ朝日系列にて生中継
2.25(土) VS ソフトバンク
3.3(金) VS 中日
3.6(月) VS 阪神