8チーム中6チームがマイナス域のサバイバルレース残りはいよいよ14戦／麻雀・Mリーグ

　Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」2月27日の第1試合に出場する4選手を発表した。レギュラーシーズンも残り14試合と最終盤に突入するが、プラスポイントは上位2チームだけで、3位以下はまだセミファイナルシリーズ進出争いの真っ最中。大きな勝利を掴んで、この激戦から一足先に抜け出すのはどこか。

【中継】大和証券 MリーグドリブンズvsABEMASvs雷電vsPirates

　わずかながらマイナス域に足を突っ込んだ渋谷ABEMAS。順位としては3位だが、ボーダーラインと思われる▲150～200ポイントから遠く離れたとは言い難い。さらに3～5位の直接対決で敗れるようでは、ボーダー外のチームの標的とされる。松本吉弘（協会）は先輩たちの背中を見てきたが、今こそ頼りがいのある仲間の一人として値千金のトップを手にする時だ。

　4位のU-NEXT Piratesは前回、まさかの2戦連続で箱ラス。プラスポイントを全て吐き出し、あっという間に転落した。今期は連勝、連敗で大きく順位が動くチームも多く、それを象徴するような現象だ。2年連続の發王位であるU-NEXT Pirates・仲林圭（協会）は、手を尽くすもののなかなかプラス復帰までの道のりが険しい。陽キャ全開の勝利者インタビューこそ、今のチームに必要だ。

　5位のTEAM雷電は▲126.9で、ボーダーラインがすぐ近くにある。6位KADOKAWAサクラナイツとの差は約60ポイント。たった1戦で順位が変わるほどしかない。ただし渋谷ABEMAS、U-NEXT Piratesを同時に叩いて順位浮上となれば、急に視界が開けてくる。今期大活躍の本田朋広（連盟）も、しばらくトップから遠のいているが、このタイミングでの今期12勝目は格別の味となるはずだ。

　奇跡の大逆転へわずかな希望をつないでいる赤坂ドリブンズ。先週はデイリーダブルに役満のおまけ付きと、何が起こるかわからない麻雀の醍醐味を存分にファンに送り届けた。ボーダーラインまでは約240ポイント。“ゼウス”と呼ばれる鈴木たろう（最高位戦）が神がかった選択で大トップを持ち帰るようであれば、いよいよ奇跡の瞬間を待ち望むファンの声が日本中で沸き起こる。

【2月27日第1試合】

赤坂ドリブンズ・鈴木たろう（最高位戦）個人27位　▲202.7
渋谷ABEMAS・松本吉弘（協会）個人12位　＋57.1
TEAM雷電・本田朋広（連盟）個人3位　＋290.8
U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）個人24位　▲132.8

【2月24日終了時点での成績】

1位　EX風林火山　＋558.1（80/94）
2位　KONAMI麻雀格闘倶楽部　＋517.1（80/94）
3位　渋谷ABEMAS　▲15.1（80/94）
4位　U-NEXT Pirates　▲38.1（80/94）
5位　TEAM雷電　▲126.9（80/94）
6位　KADOKAWAサクラナイツ　▲186.3（80/94）
7位　セガサミーフェニックス　▲282.6（80/94）
8位　赤坂ドリブンズ　▲426.2（80/94）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）