アンヘル・ディ・マリア

 ユヴェントス所属のアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアに、メジャーリーグ・サッカー(MLS)行きの可能性が浮上しているようだ。26日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在35歳のディ・マリアは昨年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)を契約満了で退団した後、ユヴェントスと1年契約を締結した。今シーズンは開幕からここまで公式戦21試合に出場し7ゴール6アシストをマーク。現地時間23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフセカンドレグのナント戦ではハットトリックを記録するなど、存在感を放っている。

 ユヴェントスとの現行契約が今年の6月末で満了を迎えることから、来シーズン以降の去就には大きな注目が集まっているディ・マリア。ユヴェントス側は一貫してディ・マリアとの契約延長を希望しているものの、選手本人が今シーズン終了後に古巣ロサリオ・セントラル(アルゼンチン)に加入することを望んでいるとも伝えられており、現段階で去就は不透明となっている。

 そんな中、ディ・マリアに今シーズン終了後のMLS上陸の可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、インテル・マイアミが同選手を獲得候補としてリストアップしており、来る夏の移籍市場での獲得を本格的に検討しているという。同クラブはチーム力強化に向けて経験豊富な大物選手の獲得を希望しており、ユヴェントスとの契約満了が迫っているディ・マリアに強い関心を寄せているようだ。

 なお、インテル・マイアミはディ・マリアのほかに、PSG所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやバルセロナ所属の元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツへのオファー提示を検討しているとも伝えられており、チームを率いるフィル・ネヴィル監督もこれらの選手への関心を認めているという。インテル・マイアミは今後もこれらの選手の動向を注視していくものと見られている。