藤井聡太竜王、最年少名人へ挑戦権獲得なるか 初の「一番長い日」稲葉陽八段と対局開始/将棋・順位戦A級 将棋藤井聡太,稲葉陽 2023/03/02 09:02 拡大する 将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が3月2日、順位戦A級・最終9回戦で稲葉陽八段(34)との対局を午前9時から開始した。これまでに6勝2敗の藤井竜王は、本局に勝てばプレーオフ以上が決定。藤井竜王が初めて経験する「将棋界の一番長い日」では、どんなドラマが待ち受けているか。【中継】藤井竜王、名人挑戦権獲得なるか 注目のA級最終局 藤井王将は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王(1組以上:2期)、順位戦A級(A級:1期)。タイトル獲得は通算11期、現在最多の五冠保持者で、2月23日に行われた第16回朝日杯決勝を制して棋戦優勝数を8に伸ばした。現在、王将戦七番勝負と棋王戦五番勝負、2つのタイトル戦を戦っている。順位戦A級は今期が初参戦ながらこれまでに6勝2敗の成績を挙げ、同じ勝ち星の広瀬章人八段(36)と首位に並んでいる。現在、名人位獲得の最年少記録は谷川浩司十七世名人(60)が保持する21歳2カ月。挑戦権獲得から奪取へ、7月が誕生日の藤井竜王にとっては、今期が記録更新の最後のチャンスとなっている。 続きを読む