【侍ジャパン強化試合】日本代表8-1阪神(3月6日/京セラドーム大阪)
 あまりにすごいものを見ると人は声が出なくなる。そんな瞬間が野球で訪れることはめったにないが、この男ならありえるのが恐ろしい。エンゼルス・大谷翔平投手が「3番・DH」でスタメン出場すると3回の第2打席に3ラン、さらに5回の第3打席にまたも3ランと、2打席連発の計6打点と大暴れした。ABEMAで解説を務めた西岡剛氏は、どん詰まりでもセンター越えした2本目を見て「何、今の」とポツリ。さらに川崎宗則氏は言葉が見つからず絶句した。また球場も打った瞬間こそ大歓声が沸き起こったが、大谷が生還するころには喜びを通り越して、あまりの事態にざわめき始めてしまった。