後続に隙は見せられない リーグ6位・TEAM雷電、シーズン最終盤での踏ん張りどころ/麻雀・Mリーグ
【中継】大和証券 Mリーグ 風林火山vsサクラナイツvsABEMASvs雷電

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」3月6日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はリーグ6位とセミファイナルシリーズ進出へのボーダーライン上にいるTEAM雷電。追い上げてくる7・8位の2チームに隙を見せない戦いぶりで突き放せるか。

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 TEAM雷電と前日7位に浮上した赤坂ドリブンズの差は237.0ポイント。1度のトップラスで100ポイント前後動くが、2戦連続で食らわなければ逆転されないほどの差でもある。ここでさらに突き放し、300ポイント開けば残り試合数を考えてもさすがにセーフティーリードと呼べるだろう。瀬戸熊直樹(連盟)も苦境を乗り越えて現在は個人プラス。一気に3ケタプラスまで伸ばして仲間を安心させたい。

 TEAM雷電とあまり状況が変わらないのは5位KADOKAWAサクラナイツ。TEAM雷電とはわずか11.7ポイント差で、跳満1回分程度しかない。着順で1つ下回れば、もれなく順位が逆転するため、下位チームのターゲットになる6位がどちらになるかは、非常に重要だ。先発・岡田紗佳(連盟)は個人2連勝中。間もなく各地で咲き始める桜に合わせて、岡田の麻雀も満開となるか。

 3位渋谷ABEMASは実にしぶとい。一時は+500ポイントを超すトップからずるずると後退しマイナス域に入ったものの、そこから耐えに耐えている。連勝もしないが連敗もしない、安定感こそがこのチーム最大の強みだ。日向藍子(最高位戦)は今期、チームを数字でもメンタルでも支えるキープレイヤーに。少ないチャンスをものにする麻雀で、チームを再びプラス域へと引き上げる。

 リーグ2位のEX風林火山は、首位のKONAMI麻雀格闘倶楽部とともに+600ポイントの大台に乗せてレギュラーシーズンを快走中。蓄えたポイントにより、各選手ともに懐深く、かつ攻める時は大胆に前に出る、のびのびとした麻雀が打てている。二階堂亜樹(連盟)も役満・四暗刻単騎をアガるなど調子は上々。どこまでチーム、個人のポイントを伸ばせるか。

【3月7日第1試合】

EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)個人14位 +67.2
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人16位 ▲5.4
渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)個人10位 +138.7
TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)個人15位 +17.6

【3月6日終了時点での成績】

1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +631.4(86/94)
2位 EX風林火山 +625.3(84/94)
3位 渋谷ABEMAS ▲27.8(84/94)
4位 U-NEXT Pirates ▲80.1(86/94)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲148.5(84/94)
6位 TEAM雷電 ▲160.2(84/94)
7位 赤坂ドリブンズ ▲397.2(86/94)
8位 セガサミーフェニックス ▲442.9(86/94)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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