自身初の快挙だ。3月7日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」の第1試合に登板したKADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳(連盟)が、怒涛の連打で中盤に大逆転。個人3連勝を飾った。
当試合は起家から渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、岡田、TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)、EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)の並びで開局。序盤は亜樹が攻めた。東1局で満貫・8000点、東2局で跳満・1万2000点、親の東4局3本場では満貫・1万2000点(+900点、供託3000点)を加点。持ち点を5万9400点とした。一方、岡田は東4局4本場を迎えた時点で持ち点1万3200点の3着目。その局でタンヤオ・赤・ドラ4の跳満・1万2000点(+1200点)を亜樹から奪取し、2着目へと浮上した。南1局では瀬戸熊が跳満・1万2000点をアガって再び3着目に転落したものの、親番の南2局では瀬戸熊のリーチをかわして白のみの1500点(供託1000点)をツモ。これを号砲に、ここから高打点が連発した。
まず南2局1本場でツモ・タンヤオ・七対子・赤・ドラ2の跳満・1万8000点(+300点)をヤミテンから成就させると、一気にトップ目へ。南2局2本場では好配牌を無駄なく打ち進めてリーチ・ツモ・タンヤオ・赤の満貫・1万2000点(+600点)、南2局3本場ではツモ・平和・三色同順の7800点(+900点)をアガり、得点を6万5500点とした。南2局4本場は亜樹のみのテンパイで流れたものの、南3局5本場ではツモ・タンヤオ・赤・ドラの満貫・8000点(+1500点、供託2000点)を上乗せ。結果的に持ち点7万5700点で試合を終えた。
「連勝もレギュラーであったのか、なかったのかくらいだったので、こんなに気持ちいいんですね」。試合後のインタビューで岡田は、自身初の3連勝について「超嬉しいです」と満面の笑み。試合の途中から「もう最高!」と感じていたことも明かした。これで個人ポイントがプラスに転じたばかりか、チーム内で最もポイントを稼ぎ出している点については「たまたまです」「(レギュラーシーズンの)終盤に波が来てくれて嬉しいです」と謙遜。「これでセミファイナル進出は決められたのかなと思うので、ファイナルに進出できるように少しずつポイントを重ねたいと思います」と力を込めた。「まだまだこの先、長いですので、Mリーグの応援、サクラナイツの応援をよろしくお願いします」。春はサクラの季節。連覇に向けて、チームの紅一点にしてポイントリーダーは、全力で腕を振り続ける。
【第1試合結果】
1着 KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)7万5700点/+95.7
2着 EX風林火山・二階堂亜樹(連盟)2万7500点/+7.5
3着 TEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)9100点/▲30.9
4着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)-1万2300点/▲72.3
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)