「ツモる自信があった」松ヶ瀬隆弥、鮮やかな速攻劇で逃げ切りトップ チームはリーグ最多+700の大台到達/麻雀・Mリーグ
【映像】松ヶ瀬隆弥、逃げ切りトップの原動力になった親の跳満

 どこまでプラスを伸ばすのか。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」3月7日の第2試合では、EX風林火山の松ヶ瀬隆弥(RMU)が登板。持ち点5万300点でトップを獲得し、首位を走るチームのプラスを700ポイントの大台に乗せた。

【映像】松ヶ瀬隆弥、逃げ切りトップの原動力になった親の跳満

 開催86日目。残り試合もわずかとなり、セミファイナル進出圏内である6位付近のチームはいよいよ正念場だ。この日は起家から松ヶ瀬、TEAM雷電・萩原聖人(連盟)、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)、渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)の並びでスタートした。EX風林火山以外は全チームがマイナスポイント。なんとしてでもポイントを稼ぎたい状況下、それを剛腕で阻止してしまうのが松ヶ瀬だ。

 「根拠はないんですけど、ツモる自信があった」。親で迎えた東1局、松ヶ瀬は松本が鳴きを仕掛ける中でリーチ。これを見事にツモると、いきなりリーチ・ツモ・赤・ドラ3の跳満・1万8000点を獲得した。早くも頭一つ抜け出すと、東3局1本場では混一色の2000点(+300点、供託1000点)、続く東4局ではリーチ・ツモ・ドラ・裏ドラの満貫・8000点を加点。南場突入後は松本が3連続でアガって猛追するも、南4局1本場では平和・ドラの2000点を素早く作り上げて自ら終幕させた。 

 チームは現状、セミファイナル進出がほぼ約束された状態だ。これについてリポーターが「正直、心境的にはすごく今、楽な局面なんでしょうか?」と質問すると、「めっちゃ嬉しい」と勝利に笑みを見せていた松ヶ瀬は「いや、楽じゃないですよ」と即答。試合前、チームメイトの勝又健志(連盟)に「すごいプレッシャーをかけられましたからね」とし、「4万7000点以上のトップを取ると、トータルポイントが700ポイントを超えるんですよ。それを見てみたいなって圧がありました。だから頑張りました」と会場を笑わせた。そんな無茶振りにもしっかりと応えられるのが松ヶ瀬のすごさ。「チーム全体でもっと上を目指したい」。個人8勝目で導いたトータル+703.1はリーグレコード。まだ見ぬ景色を追い求める。

【第2試合結果】

1着 EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)5万300点/+70.3
2着 渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)4万800点/+20.8
3着 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)4600点/▲35.4
4着 TEAM雷電・萩原聖人(連盟)4300点/▲55.7

【3月7日終了時点での成績】

1位 EX風林火山 +703.1(86/94)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +631.4(86/94)
3位 渋谷ABEMAS ▲79.3(86/94)
4位 U-NEXT Pirates ▲80.1(86/94)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲88.2(86/94)
6位 TEAM雷電 ▲246.8(86/94)
7位 赤坂ドリブンズ ▲397.2(86/94)
8位 セガサミーフェニックス ▲442.9(86/94)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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【映像】全力でガンをつける松本吉弘
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Mリーグ 配信情報まとめ
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