あまりの“勝負手”に、仲間も投了寸前!?女流棋士による早指し団体戦「女流ABEMAトーナメント2023」に出場するチーム西山が、開幕戦を前に恒例のチーム動画収録に参加。リーダーの西山朋佳女流三冠(27)、山根ことみ女流二段(24)、鈴木環那女流三段(35)は、団結力を強化するため「オリジナルパフェ作り」に挑んだ。しかし、鈴木女流三段の大暴走で甘いパフェはまさかの“スタミナ系”に。あまりにも斬新な新感覚スイーツに、ファンは「インパクトがやばいw」「これは…レベルが高すぎる」と大爆笑していた。
前回準優勝だったチーム西山は、チームを一新。西山女流三冠は、リーダー経験を持つ山根女流二段と、前回まさかの指名漏れとなった鈴木女流三段を自軍に迎えた。厳しいトーナメントを勝ち抜くべく、まずはチーム力強化が課題。鈴木女流三段は、「リーダーの西山さんがお好きなパフェを、3人力を合わせて作りましょう!」と提案した。
フルーツたっぷりのパフェに仕上げるべく、まずはイラストでイメージを共有。「(最下部は)コーンフレークが“定跡”だよね」「いちごをドサドサ入れたいね」と順調に作戦会議は進められたが、ここで鈴木女流三段が「私、絶対入れたいものがあるんですよ」と発言。メロン?ぶどう?と様々な候補手がある中で、鈴木女流三段が投じた一手は、まさかの「黒にんにく」。「一番力になるもの、ってことで“黒にんにく”を入れたいんですよ!私いつも食べてるんですけど、ドライフルーツみたいで美味しいですよ!」と衝撃の一手を繰り出した。ペースを乱されまいと「イチゴをたっぷり乗せて…」と流れを引き戻す西山女流三冠と山根女流二段に対し、「で、その上に黒にんにくだ!」と鈴木女流三段。“剛腕”の異名を持つリーダーをもってしても「勝負手すぎる…」とタジタジとなっていた。
パフェ作りは順調に進められたものの、カラフルなフルーツの中でやはり異彩を放つのは頂点で輝くする黒にんにく。生クリームとマッチ…するわけもなく、初めて黒にんにくを食したという西山女流三冠は「なるほど…」と一言。必死に続く言葉を探していた。もちろん山根女流二段にとっても初実食。大きな目を見開き動きを止めた姿は、西山女流三冠が「虚空を見つめている…」と心配するほどだった。「うーん…なるほど…、中華屋さんのパフェって感じ…。新たな発見がありました」と独特の食レポを披露した。
今回、女流ABEMAトーナメント初出場となる鈴木女流二段は、周囲の経験者から「プレッシャーや緊張が半端ではなくこれまでに味わったことのない辛さや苦しさを感じたと聞いた」という。胸の高鳴りをとうとうと語る鈴木女流二段に対し、西山女流三冠と山根女流二段はやや反応薄。「黒にんにくで頭がいっぱいになっているでしょ!」と鋭いツッコミが飛んでいた。
スイーツ作りの楽しい動画と思いきや、まさかのパワー系重量級企画に、ファンは大爆笑。「リアクションww」「黒ニンニクを常食している女流棋士の頼もしさよw」「インパクトがやばい」「環那さんが黒にんにく押しでぶっ飛ばしてるw」「めっちゃ良いチームだなw」「いちごどこー!?」と多くのコメントが上がっていた。
オリジナルパフェ作りでチーム力を強化したチーム西山は、初戦で伊藤沙恵女流三段(29)率いるチーム伊藤と対戦する。激戦が予想されるが、黒にんにくでパワーはもりもり。3人は、「今日一日でチーム力も高まったと思います!優勝目指して頑張りましょう!」と元気に声を合わせていた。
◆女流ABEMAトーナメント 第1回大会は個人戦、第2回大会から団体戦になった。第3回の「2023」は4人のリーダーがドラフトで2人ずつ指名、3人1組のチームを結成し、トーナメントで優勝を争う。持ち時間は5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は5本先取の9本勝負で行われ、第5局までに必ず全員が1局以上指さなくてはならない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)