【WBC・1次ラウンド プールB】日本代表−中国(3月9日/東京ドーム)
 エンゼルス・大谷翔平投手が第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド中国戦に「3番・投手」でスタメン出場。先発投手として好投を続ける中、4回に貴重な追加点となるフェンス直撃のタイムリーツーベースを放った。
 1回に押し出し四球で1点を先制した野球日本代表「侍ジャパン」だったが、その後はランナーは出すものの得点には至らずやや重苦しい展開に。そんな空気を振り払ったのはやはり大谷のバットだった。大谷は4回、1死一三塁のチャンスで打席に入ると、中国2番手ワン・ウェイイーがカウント1-1から投じた低めのボールを逆らわずに左方向へ。この打球がぐんぐん伸びると、そのままフェンスにダイレクトで達するツーベースとなり、2人のランナーが還って日本が欲しかった追加点を奪った。