3900なんかじゃアガれない!“セレブ”雀士の真骨頂 劇的跳満ツモに解説者脱帽「オリジナルのアガリ」/麻雀・Mリーグ
【映像】安かったはずの手を跳満にした黒沢咲のオリジナル手順

 Mリーガー総勢32人の内、この選手だけがアガれる跳満かもしれない。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2022-23」3月9日の第2試合。TEAM雷電・黒沢咲(連盟)が鳴けば3900点となるテンパイをスルー。その後にメンゼンで仕上げリーチ、見事に跳満をゲットして、視聴者を沸かせるシーンがあった。

【映像】安かったはずの手を跳満にした黒沢咲のオリジナル手順

 黒沢は東2局、園田と鈴木優が仕掛け、早々に場が煮詰まっている中で、3巡でイーシャンテン。自風の西が対子、ポンして3900点のテンパイが取れるが、黒沢はすぐに出た西をスルー。黒沢のメンゼン打法はファンなら周知の事実。「当然のスルー」「黒沢はこれで良い」と、さも当然というように受け取る声が立て続いた。解説の藤崎智(連盟)は「黒沢さんからするとね、この手を絶対満貫以上にしたいっていうんじゃなくて、鳴いたほうがアガれる確率下がるでしょっていう考え方ですからね」とその思考を説明した。

 9巡目、4・7筒待ちでテンパイすると即リーチ。早々に仕掛けている赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)、そしてU-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)もテンパイし、アガリを目指す中で、黒沢は力強く4筒をツモ。リーチ・ツモ・赤2・ドラ・裏ドラの1万2000点を手に入れた。

 誰もが飛び付く3900点のテンパイを拒否、さらにリーチでツモアガるというこの芸当、藤崎は「(3900点から)3倍になりましたね!オリジナルですね」と脱帽した。ファンも「黒沢らしい上がりで最高に面白い!!」「つえええw」「黒沢の麻雀は真似したくてもできない」と、ド派手な“セレブ打法”に感嘆の声が多数寄せられた。

 その後も黒沢は親満貫を決めるなど、大きなリードで逃げ切りトップ。第1試合にTEAM雷電・本田朋広(連盟)がトップを決めており、レギュラーシーズン突破に向けて価値あるデイリーダブルを達成した。

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合(全188試合)。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各20試合・全30試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(16試合)に進出し、優勝を争う。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

【映像】大きな連勝に喜び溢れる黒沢咲
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【映像】不本意?な安目ツモになんともいえない“間”
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