史上最強・侍打線が13安打13打点の大爆発で韓国に逆転勝利 マッチョマン・吉田正尚が3打数3安打5打点の大暴れ

【WBC・1次ラウンド プールB】日本代表13-4韓国(3月10日/東京ドーム)

 3大会ぶりの世界一を目指す日本代表が、宿敵・韓国との日韓戦で逆転勝ちを飾った。

 初戦の中国戦では大谷翔平投手が、投げては4回49球、1安打無失点5奪三振の好投を見せると、打っても4打数2安打2打点の活躍で、日本代表が勝利した。

 連勝を目指して臨んだ韓国戦では、ダルビッシュ有が4150日ぶりとなる日本での登板。2回までパーフェクトピッチングを見せていたが、3回にヤン・ウィジに2ランホームランを許すと、その後は味方のエラーもあってこの回に3失点を喫した。

 しかしその裏に史上最強とも呼ばれる侍ジャパン打線が本領する。無死一、二塁のチャンスにヌートバーがタイムリーを放つと、続く近藤健介も二塁打で1点を返した。さらに1死満塁のチャンスには、吉田正尚が逆転となる2点タイムリーで試合をひっくり返した。

 5回表には、反撃の狼煙を挙げたヌートバーが今度は守備で魅せる。1死一塁の場面で、キム・ハソンの打球は中堅手と遊撃手の間に飛ぶ。この打球に猛追してきたヌートバーが飛び込むと、ボールはグラブに収まり、このファインプレーで日本代表は主導権を渡さなかった。

 さらに日本代表は5回に近藤のソロホームラン、吉田の犠飛で2点を追加。6回表には2番手の今永昇太がパク・コンウにソロホームランを浴びるも、その裏には大谷のタイムリー、村上宗隆の犠飛、吉田と岡本和真の連続タイムリーで一気に5点を挙げる。

 7回裏にもチャンスを迎えた日本代表は、相手のエラーと押し出しで2点を追加する。13-4で迎えた9回表を髙橋宏斗が抑えてゲームセット。日本が逆転で今大会2連勝を飾った。

(C)Getty Images

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