やっぱりリーダーは強かった!西山朋佳女流三冠、圧巻2連勝にチームメイトも「ひえー」「かっこいい」/将棋・女流ABEMAトーナメント
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 今大会でも圧巻の“剛腕”ぶりを発揮した。女流棋士による早指し団体戦「女流ABEMAトーナメント2023」の1回戦第1試合、チーム西山 対 チーム伊藤の対戦が3月11日に放送された。リーダーの西山朋佳女流三冠(27)は前回大会に引き続き、今回も2戦2勝の大活躍。チームは3勝5敗で敗れたものの、今大会でもその強さを見せつけた。

【映像】大激戦を振り返るチーム西山とチーム伊藤

 公式戦ではもちろん、前回の女流ABEMAトーナメントでも11勝1敗と圧巻の勝ちっぷりを見せた西山女流三冠。今大会では山根ことみ女流二段(25)と鈴木環那女流三段(35)を指名し、初優勝を期した。第1、2局はチームメイトに任せたものの、惜しくも黒星。連敗スタートとなったピンチの局面で、リーダー自ら出した。

 今期初陣となった第3局は、前回大会でチームメイトとして共に決勝戦まで戦い抜いた上田初美女流四段(34)との対戦。前回大会終了後には「次は西山さんと戦いたい」と語っていた上田女流四段だったが、ここで“フラグが回収”されることになった。待望の西山ー上田戦は三間飛車対居飛車の出だしに。西山女流三冠が機敏な仕掛けから上田女流四段が堅陣を活かして力を発揮したものの、最後は攻めの組み合わせで西山女流三冠が王手角金銀取りから圧倒。115手でチーム初白星を飾り、「(上田女流四段は)勝っても負けても清々しい方。今日対局できて良かった」と笑顔を見せた。

 続く第4局も、チームメイトからの要望で連投に。タイトル経験を持つ強敵・香川愛生女流四段(29)と相振り飛車戦となると、香川女流四段も絶妙なバランス感覚で三冠女王に食らいついていったが、西山女流三冠が急所を見極め切り返すと一気にリードを拡大。香川女流四段の粘りを押し切り、西山女流三冠が210手で連勝を飾った。他を寄せ付けぬ力強い勝ちっぷりでチーム伊藤に追いつくと、「役目が果たせてよかった」とホッとした表情を見せた。

 頼れるリーダーの指し回しには、チームメイトの鈴木女流三段、山根女流二段もただただ圧倒されるばかり。「ひえー」「かっこいいー」と口をあんぐりさせていた。2連勝を見届けたファンも大興奮。「つよっ」「かこええーーー」「すげええええ」と多くのコメントが押し寄せていた。

◆女流ABEMAトーナメント 第1回大会は個人戦、第2回大会から団体戦になった。第3回の「2023」は4人のリーダーがドラフトで2人ずつ指名、3人1組のチームを結成し、トーナメントで優勝を争う。持ち時間は5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は5本先取の9本勝負で行われ、第5局までに必ず全員が1局以上指さなくてはならない。
ABEMA将棋チャンネルより)

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