生き残りたければ勝つしかない！セミファイナルシリーズ進出かけたボーダーラインを挟んだ直接対決／麻雀・Mリーグ

　Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2022-23」3月13日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はセミファイナルシリーズ進出をかけてボーダーラインを挟んだ6位、7位、8位の直接対決。生き残りたければ勝つしかない。腹を括った男たちの戦いが繰り広げられる。

【中継】大和証券 Mリーグドリブンズvsサクラナイツvsフェニックスvs雷電

　リーグ6位のTEAM雷電で先発を任されたのは個人最下位と苦しむ萩原聖人（連盟）。個人3位の本田朋広（連盟）が孤軍奮闘しているが、萩原を含む他の3選手はマイナス。これでは大活躍の後輩に申し訳ない。萩原自身、覚悟を決めて臨んだシーズンを最下位で終えるわけにもいかず、今期一番の見せどころがやってきた。追ってくる2チームと倒してのトップなら、勝利のRMOポーズにも目一杯の力が入る。

　同7位のセガサミーフェニックスは大黒柱・近藤誠一（最高位戦）が先発。個人25位の3ケタマイナスは、近藤自身が一番想定外だったことだろう。ただ前回出場時には意地のトップも取り、土壇場で左腕がうなり始めている。ここからの残り6戦はセオリー、効率よりも近藤が何度も感じてきた勝利のポイントをどれだけ強引につかめるかだ。

　同8位の赤坂ドリブンズは、残り試合全勝ぐらいの勢いで行かないと奇跡が起きない。単にトップを取るだけでなく1度や2度は100ポイントオーバーの大勝利も欲しい。村上淳（最高位戦）は、熱き思いを持ちながら理を重んじて打つタイプだが、この窮地においてどこまで理を超えた結果を残せるか。

　同3位のKADOKAWAサクラナイツからすれば、下位3チームが競り合ってくれるのは好都合。場合によってはTEAM雷電が、追ってくる2チームにトップを取らせないためにアシストをする可能性すらある。渋川難波（協会）は、有利な状況を利用しながら、どこまでクレバーに立ち回れるか。

【3月13日第1試合】

赤坂ドリブンズ・村上淳（最高位戦）個人29位　▲289.5
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波（協会）個人21位　▲115.2
セガサミーフェニックス・近藤誠一（最高位戦）個人25位　▲151.2
TEAM雷電・萩原聖人（連盟）個人32位　▲364.3

【3月10日終了時点での成績】

1位　EX風林火山　＋665.2（88/94）
2位　KONAMI麻雀格闘倶楽部　＋586.1（88/94）
3位　KADOKAWAサクラナイツ　▲26.8（88/94）
4位　U-NEXT Pirates　▲81.7（88/94）
5位　渋谷ABEMAS　▲107.1（88/94）
6位　TEAM雷電　▲126.7（88/94）
7位　セガサミーフェニックス　▲421.1（88/94）
8位　赤坂ドリブンズ　▲487.9（88/94）

※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ　2018年に発足。2019-20シーズンから全8チームに。各チーム4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム94試合（全188試合）。上位6チームがセミファイナルシリーズ（各20試合・全30試合）、さらに上位4位がファイナルシリーズ（16試合）に進出し、優勝を争う。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）