目指すは大漁&優勝!女流棋士による早指し団体戦「女流ABEMAトーナメント2023」に出場するチーム加藤が、初戦を前に恒例のチーム動画収録に参加した。リーダーの加藤桃子女流三段(28)の趣味にちなみ、千葉県は九十九里浜の海釣り堀に集合。チームメイトの中村真梨花女流三段(35)&渡部愛女流三段(29)とともに釣り体験を通して絆を深めた。
企画の立案は釣りが趣味のリーダー・加藤女流三段。「今回のトーナメントは2回勝てば優勝。1回勝つのに5勝が必要なので、3人で計10勝すれば優勝ということですよね!お魚1匹1勝として、10匹を目標としましょう!」と意気込み、メンバーとともに釣竿を握った。
持ち時間2時間のうち、開始3分で渡部女流三段に早速ヒット。見事なチームワークで真鯛を釣りあげ大喜びした。さらに、幸先良く中村女流三段にも当たりが。こちらは息を切らすほどの超大物のワラサを釣り上げ、「感動した~」と“1勝”の重さを噛みしめていた。
連勝スタートを切ったチーム加藤だが、ここからはなかなか当たりが来ず。まだ初日の出ないリーダーの加藤女流三段は責任を感じて釣り場所を何度も変え、不安げな表情を見せる場面もあった。しかし、残り時間44分のところで待望の1匹目をゲット。ホッとしたように釣り上げた真鯛を見つめ、「めっちゃ嬉しい!よく来たね~」と満面の笑みを浮かべた。するとここからは“連勝”。渡部女流三段にも当たりが来て終盤戦で追い込みをかけた。加藤女流三段は、「お魚さんが来てくれるとありがたみを感じます。本当に戦いという感じで、最後の指運的要素もあるんですかね?」と棋士目線で竿を見つめていた。
釣果は、真鯛5匹にワラサ1匹。目標には達しなかったが、ワラサの大きさにリーダーから「これは5匹分に相当するので、目標達成です!」と合格印が。渡部女流三段は「釣りは奥深い」、中村女流三段は「こんなに大きなワラサが釣れるのかと感動しました!」と笑顔が弾けていた。
最後は、力を合わせて釣り上げた魚で舌鼓を打ち、より一層チーム力を深めた様子。ファンからも「めっちゃチームワーク感じた」「渡部先生が落ちないかドキドキした」「魚デカw」「いいチームだなあ」「バランス良いチームだね」「豊漁おめでとうー」と多数のコメントが上げられていた。
厳しい戦いが予想される初戦は、女流最強・里見香奈女流五冠(31)率いるチーム里見と対戦する。すっかり仲良しとなった3人組は、「高みを目指して、頑張っていきましょう!」と声を合わせ頂点を見据えていた。
◆女流ABEMAトーナメント 第1回大会は個人戦、第2回大会から団体戦になった。第3回の「2023」は4人のリーダーがドラフトで2人ずつ指名、3人1組のチームを結成し、トーナメントで優勝を争う。持ち時間は5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は5本先取の9本勝負で行われ、第5局までに必ず全員が1局以上指さなくてはならない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)